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景気活性委員会の主旨

景気低迷についての対策-0
(業務防衛策)
(業務拡張策)

景気低迷についての対策-1
(プロローグ)

景気低迷についての対策-2
(現在の業務防衛策)
(依頼のための業務拡張策)

景気低迷についての対策-3
(デザイナーズブランド)

景気低迷についての対策-4
(何のためにデザイン)
(デザイン依頼の構造体)

景気低迷についての対策-5
(要約)(格言)
景気活性デザイン研究委員会の主旨」
最近の我が国における経済の鈍化と景気低迷において、デザイン業界などにも多くの影響があると考えかねてから理事会より問題定義されていた「景気活性」のための新しい特別な研究を行い、本県のデザイン業界やデザイナーなどへの活性へのキーワードとなるようこの「研究会」を設立することになり「特別委員会」として組織設定をおこないました。委員の推薦理由は、宇都宮市内で頻繁に会議を行う為、自営または独立経営者であり研究意識が高く、行動力に優れているという理由で選定しました。活動内容会議と目的は、景気低迷、デザイン業界や市場の現状から、デザイン業務における「防衛策」、新規依頼のための「計画策」などの研究機関として「特別委員会」としての設定により「景気活性研究委員会/仮称」を設置し研究開発機関会議を重ね成果目的として会員向けの小冊子を作成してゆきます。
また目標作成物として「デザインの経営活性(仮称)」全50ページ/手帳サイズ作成機関/約6カ月を制作する。

「研究内容-1-現在の業務防衛策」
●依頼側交流と信頼関係の確認・強化。●交流幅と企業トップとの会合方法。●過去業績の確認と認知。
●同業者との交流と業務の質向上の推進。●社内施設や設備・機器の合理化。●社内員・スタッフとの信頼関係の強化。
●業務不満の内容性質と分析。●現在業務依頼の性質の確認。●現クライアントの見直しと拡張。

「研究内容-2-新規依頼のための業務拡張策」
●デザイン人脈の形成、経緯と計画性●自称行為による知名度構築の策定

景気低迷についての対策-1(4月理事会で発表)
景気低迷やコンピューターのDTP普及による影響からデザイン市場が思わぬ連動を起こし今後も低迷が予測されます。こうした中、私達デザイン協会として今まさに「会員同士」が協力しあい、話し合い、デザイン業界や市場の原点を見つめ直す機会だと考えられる。まずクライアントから発生する「依頼」そのものの性質や形態をもう一度分析することから討議検討し、現在の業務の防衛を行うばかりではなく、むしろ拡張する働きかけが必要であると思われる。また、依頼が発生した地点から、次へのデザインバリエーション(展開)を推奨する働きかけをすれば、DAT内の各ジャンルデザイナーへの「間接依頼」が発生する事も考えられます。その他にもDATが公共性のあるデザイン指導やアドバイザーとなって企業への支援貢献を行い、業務へ繋がる「窓口」となってデザイン業務を発生させたり増幅させたりしてゆく計画も考えられます。(資料1参照)

景気低迷についての対策-2 (6月理事会で発表)

現在の業務防衛策

●依頼者との交流(付合い方)を深め信頼関係を確認・強化する。
●依頼者との交流に幅をもたせ担当者のみではなくトップへの紹介や顔合わせをする。
●過去の業績の確認や実力の認知を高めるための計画をする。
●DAT会員同士または同業者との交流を深め、業務の質向上を高める。
●DAT会員同士または同業者との交流の目的が外れていないだろうか。
●社内施設や設備・機器などのムダをはぶき合理化する。
●社員やデザインスタッフとの信頼関係の強化と話し合いの深度を確認する。
●過去の業務において不満をもつクライアントの内容性質を分析しているか。
●現在の業務依頼の性質がただ単なる依頼型になっていないだろうか。
●現在のクライアントが、1社や2社に絞られていないだろうか。

新規依頼のための業務拡張策

●依頼者からデザイン面やそれ以外でも関連項目として相談を受け入れやすくする。
●企業にとってデザインが必ず重要であり必要だと推奨する理由をもっているか。
●各種サークルや団体などへの参加によってデザイナーの存在や依頼の窓口を広げる。
●自社や代表者等の知名度の確認をし、知名度を高める行動を計画する。
●自社や代表者等の紹介などを行うプレゼンテーションをもっているだろうか。
●自社やデザイナーとしての外見的魅力と内面的魅力に法則的な定義をおこなう。
●講師活動や講演、研究などをおこないデザインの社会的な重要性を構築してゆく。

景気低迷についての対策-3 (8月理事会で発表)
別業種・離脱種目などにおけるデザイナーズブランド計画
景気低迷という時期に新しいデザイン経営をある1指向的考え方で目標を設定するとして下記のようなブランド形成の理論形成が考えられる。
デザイナーができること。デザイナーしかできないこと。デザイナーだからこそメリットが存在すること。デザイン業界という1つのエリアの中で、デザイン力が発揮できる原理原則を考える事によって、デザイナーという職業を選んだ私達の生きがいを感じるためのシステムへと拡張できると考えられます。

景気低迷についての対策-4

●何のためにデザインをするのか(明確な目標設定)
有名(一流)になるため/高収入を得るため/ゆとりある生活をするため(時間・余暇)/豊かさのため/自己実現のため

●デザイン依頼の構造体は
事前調査/営業/実務/品質・管理/安心を売る/紹介してもらう/好かれる/見栄を張る/プライドを持つ/自分を売る/知名度を高める/コミュニケーションをまめに取る/信者を増やす/生きの永いクライアントをつかむ/クライアントを満足させる/釘をさす/日々磨く/留めを打つ/契約をする/実績を積む/個性を出す/質の向上/プライドを持つ

景気低迷についての対策-5(要約)
●納期のない仕事を受注していないか●不当に低料金で受注していないか●クライアントの一方的な意見で仕事を進めていないか●大手又は準大手のクライアント(最高責任者)に直接会って仕事をすすめているか●代理店(印刷会社)のみに会ってないか●信頼できる同業者、仲間からの仕事(下請け)は受注してもいいのではないか●新しい形態のビジネスに積極的に取り組んでいるか[例:大橋氏の新しいデザインの手法(出前デザイン)への意欲は評価しよう]●業務(作業)に追われて営業(コミュニケーション)活動の時間を充分にとっているか●マーケティング(市場調査)を定期的に研究し、情報を活用しているか●質と量のバランスを考えながら仕事をしているか●契約書が必要な仕事をしているか●景気に左右されないクライアントを確保しているか●ビジネス(システム)をデザインするように努力しているか(又はその逆)●質の高いデザインを提供する目標をもっているか。●自分(会社)を売りこむ努力をしているか●とどめをさす(釘をさす)技術をもっているか●新文化を創造する経営をしているか●高い年収を維持しているか。

(格言)
●デザインとはデザイナー(自分)が実行する事、考える事の全てがデザインである。
●全ての否定し、白紙にできるデザイナーになろう。(自分のデザイン色を出そう)
●全ての事象の解釈ができるデザイナーになろう。(正負・善悪・白黒)●目立つデザインをしよう。